山と海と革と。

詩作に耽って虎になりたい。こんなはずじゃなかった社畜の日記。

シュラフを迷う。

バイクキャンプツーリング道具選定備忘録 1

 

どのシュラフを買おうか、かれこれ5日ほど迷っている。

 

実は今年の夏は念願の北海道バイクツーリングを計画しており、

そのためにセコセコとキャンプ道具の準備を始めているところ。

 

まずは最重要の寝具周りから揃えようと勉強中なのだけど、

なにせ自分で道具を揃えてキャンプをするなんて初めてで、

ましてやバイクツーリング用なもので

気にしておきたい項目が多いため迷っている次第。

 

選定について、気にしておきたい事項や

シュラフについて調べた事を備忘録的に書いておく。

 

 

バイクツーリング用にほしいシュラフの要件

 

バイクでツーリングをしながら一泊または数日キャンプ泊をするならば

以下の特徴は是非ほしい。

 

1.小さくなること

バイクの一番の悩みどころ”積載性”。積載を考えるのも中々楽しいのだけど、

買いたいお土産を我慢する回数をなるべく少なくしたいので

収納時のサイズが小さい事が要件、その1。

登山の様に持って歩くわけでは無いので、重さは対象外。

 

2.夜中起きない程度には冷えないもの

宿に泊っていたも旅の期間が長ければ長いほど疲労は蓄積していくもの

せっかく楽しいキャンプ泊でも、よく眠れなくて

翌日グッタリ(ヽ´ω`)。蓄積した疲労は最悪の場合、自己の原因にもなる。

そこで、いくら夏とは言え対応温度については低めのものを選ぶ。

北海道の夏場の気温については後述する。

 

3.できれば安く…

キャンプ泊の初期投資額をなんとなく考えてみたら

ボーナス先生が逝ってしまわれそうなので可能なだけ安いとありがたい、です…。

ここは機能とトレードオフだと思っているので重要視はしていない。

できれば、というレベル。

 

シュラフ調査結果

 

1.素材

現在、シュラフの中身は主に二種類有る。

①ダウン

②化繊

 

それぞれの特徴

①ダウン

軽い

小さい

高い

濡れると役立たず

高い

 

②化繊

重い

デカイ

安いものはかなり安い

手入れが簡単

デカイマジでかい重い

 

mont-bell先生の比較表↓

f:id:kyoumo_ichinichi:20150325202615j:plain

http://webshop.montbell.jp/goods/category.php?category=32

 

同じ対応温度のモノでもピンとキリだと体積は三倍くらい違う。

実際の比較写真を見ると化繊は本当にでかい。バックにはしまえないと思う。

Google先生で画像検索してみると大体が箱やバックの外にネットで取り付けている。

これはちょっと予想以上に大きいので、諭吉を生贄にダウンにした方が良いかも…

 

2.値段 

どれどれ値段は…Σ(゚Д゚)

 

  700,000 円…

いやまぁ意図的に最高値を探したんだけども(ΦωΦ)

 

ちなみに同じ耐用温度だと値段は2,3倍は違う。財布にダイレクトアタック。

次に夏の北海道の気温について調べてみた。

 

3.北海道 夏の気温

北海道 札幌の気温、降水量、観測所情報

 

7月の最低気温:17.3℃

予想よりも温かそうだ。

 

かと言ってシュラフに表示されている最低使用気温を高くしても良いわけでは無いらしい

どうも、多くのシュラフに表示されている最低使用気温とは

「屈強な山男が磨きあげた肉体と装備を持ってして耐えられる温度」の事らしい(意訳)

調べてみると「最低使用温度 + 10〜15℃」が使用できる温度とのこと。 

 

ちなみに天下のmont-bell先生だと快適使用温度と限界使用温度の二種類が

表示されており、屈強な山男さんは限界温度でどうぞ、という感じらしい。

私はふにゃふにゃなので0℃からマージンを取って−10℃あたりまでの耐用温度の

モノを選べば良いというわけだ。

 

4.お手入れ

道具は手入れをしてこそ真価を発揮できるというもの。

道具の手入れに並々ならぬ情熱を燃やすタイプである(ことが最近分かった)私としては

手入れのあたりもしっかり考えておきたい。

 

再びmont-bell先生参照

http://support.montbell.jp/common/system/user/infomation/disp.php?site_category_id=7&infomation_id=7

 

・ダウン

ダウン専用洗剤を使用する(ダウンの油分が飛んでしまうため)

大きな桶にぬるま湯を張り、ジップを占めたシュラフを浸す

優しく踏み洗い

根気よくすすぐ(多分一番根気がいるところと予想)

根気よくすすぐ(絶対絞っちゃダメ)

すすぐ

上から押さえつけて脱水絞ってはならぬ

タオルを使って上から押さえつける

ジップを開けた状態で低温設定にした乾燥機に突っ込むΣ(゚Д゚)!?

この時撥水剤を塗布してやると良い

一週間ほど陰干しダウンに偏りができないように

しまうときは湿気に注意(臭くなるらしい)

 

・化繊

脱水まではダウンと同じ

乾きづらいのですのこなどの上にシュラフをおいて乾燥させる

天候次第では一週間以上かかるらしい

 

長期収納の場合は大きな袋に入れる。

というのも化繊は長期間圧縮され続けると復元力が減ってしまい

デッドエアが減少してしまうらしい。

小さく収納して翌年使用の時になってペッタンコ!寒い!なんてことになるらしい。

 

手入れが簡単と聞いていたが、こと長期収納については対して変わらないどころか

羽毛の方が楽なんじゃないか?とさえ思う。

 

では何が簡単なのか、

調べた限りだともしキャンプ場でシュラフが濡れてしまった時、

化繊の方が睡眠品質への影響が少ないのだ。

ダウンだと濡れてしまった場合、一気にぺちゃんこになってしまい

さよならデッドエアこんにちわ冷気といった感じになる。

一方、化繊だと濡れてもそうそうぺちゃんこにはならないので

多少の濡れでもすぐに冷たくなったりはしないらしい。

その点、ババッとひいて寝れば良い化繊は楽といえば楽なんだろう。デカイが。

 

ちなみに冬場はテント外と中の気温差、人からの蒸散でテントの中が結露で

びちゃびちゃになるのが普通との事。

そんな時はダウンシュラフ用にシュラフカバーなるものが有る。

 防水透湿なので、シュラフの耐用温度が足りない時にも効果ありらしい。

 

 

選定結果

コレ買います。

 

 

1.小さい事

ダウンなので小さい(上述の図より3.4L 600g

2.寒くない

−10℃まで対応なので今回の予定では大丈夫のはず

むしろ暑いかも

3.できれば安く

安くありません

選定前に友人に予算を聞かれて

「15,000円くらいかなー(ヤッベー、ちょっと良いやつ買っちゃう俺ヤッベー)」

とか言ってた自分を殴りたい。全然足んない。

まぁこんなこと言ってると山屋さんには怒られそうですけども・・・。

 

ちなみにシュラフと同等に重要なマットですけど

もう悩むのが面倒なので

THERMA REST のオルガン折タイプでも買いますわ。(状態異常:金銭感覚麻痺)

サイズとかはテント次第で変えなきゃならん気がするのでまたテントの後に

 

ちなみにシュラフ、GW前には売り切れたりするらしい。

でもそれって結局家族キャンプ向けに封筒タイプばっかりなんじゃないのか?

書き忘れてたけど、シュラフには封筒型とマミー型あって、

まぁ車中泊家族泊じゃないならマミーで良いんじゃね?(投げやり

 

では終了