レザークラフトでバイク用キーケースを作るなど
以前こんな記事を載せました。
その内道具の紹介をする~、なんて良いながら
え、四ヶ月前??
ハハッ、まさかー
というわけで今回バイク用のキーケース(三代目)を作成したので
私が作る時の簡単な手順といっしょにご紹介します。
1.デザイン
何かを作るとき、まず最初にするのは?
そう、デザインですね!設計図ですね!
設計図です。
自分が分かれば良いのです!!
カッチリ作りたかったらちゃんと寸法を測って描きましょう!!
フリーのCADが良いらしいですぞ!!
まぁ、あんまり最初から気負ってもしゃあないので適当で良いと思います。
レザークラフトはそれなりにリカバーが利くのです。
次に設計図?にしたがって革を裁断します。
2.裁断
さすがにキーケースから鍵がコニチワするのはあまり格好よくないので、
縦長さだけは実際にキー金具に鍵を取り付けて計ります。
今回はレザークラフトPhoenixさんで購入した金具を使用。
押し込むタイプは珍しいかも。
大体縦12cmくらいあれば良さそうです。
横は大きめに切っておいて、後で鍵を収納してみて決めます。
切るサイズが決まったら革を切りましょう。
(右から)革断ち包丁または別たち、あとはデザインカッターがあれば宜しいでしょう。
道具だけは多い
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まっすぐ長く切るなら別たちか皮包丁があった方が良いです。
一気にずばっと切らないと恐らくズレて革がずるずるになってしまいます。
それに革って思うよりも切りづらいです。刃物は切れ味を重視しましょう。
私は皮包丁が気に入って使っています。
別たちだとやりずらい「すき」や細かい作業が楽です。何より研いで育てる刃物が好きなんだ!!
キーを入れて見て、革の大きさを決めます。
これで裁断は終わり。気に入らなければ削る分には後でいくらでもできるので大きめに切っておくのも手でしょう。
3.穴を開ける
ボタンやキーケース用金具を革に取り付けるには革に穴を開けて木槌などで圧着します。
穴あけの工具などはちょっと引くくらい種類がたくさんあって初心者バイバイ感があるのですが、
金具つきのセットがあるのでそれをお奨めします。
このセットがあれば大体何とかなるからスゴイ。
あとは穴空け工具を貫通させるための木槌。
これはなんでも良いです。
ゴム、金属の槌はお奨めしません。ゴムは反発して難易度高いです。金属は穴空け工具への不可が高い(様な気がする)。
穴あけは慎重に!!ここのリカバーは非常に困難です!!
4.金具をつける
金具を取り付けるための工具も下のセットに入ってます。
そう考えるとこのセットしゅごいわ…。
ただ打ち台が必須です。追加です。
上記のセットの中に打ち台らしきものが入っていましたが、未だに使い道が分からない…
とりあえず硬いところで打てばええやろ、的な感じで金具を
打ってしまうと金具がペッタンコになってしょんぼりです。
打ち台はこれ一つで良い
金具を打つ時は、木に釘を打つ時の様に真上からまっすぐ木槌を振ります。
最初は慎重に、徐々に思い切りよくどうぞ。
さて、
切る
穴を空ける
金具をつける
と済みましたので、次は縫います。
5.縫う
といってもレザークラフトでは縫う前にもう一丁穴を空けないといけません。
布みたいに針がそのまま通りませんからね。
というわけで菱目打ちで革に縫い穴を空けます。
菱目打ちというのは名前の通り菱形の穴を空ける工具です。
正直この道具は種類が多くてまだ良し悪しが分かっていません。
ただ、長い距離を開けるなら目が多い金具があった方が良いでしょう。
ズレにくいです。
穴を空けるのと同じ様に釘を打つ様に菱目打ちの頭を木槌で打ちましょう。
土台も忘れずに。
かったいゴム板と消音用の厚手のフェルトを使っています。
これだとちょっと小さい
ちなみに縫い針はこっちではなく
こっち。
上のはレース縫い(革紐縫い)用ですのでご注意を
で、菱目を打って縫ったのがコチラ
上下の二箇所だけ
今回はあまり縫いませんでした。
ただ白い縫い糸がアクセントになっていてお気に入り。
最後にボタン部分の補強用に裏革を張って終わり。
この辺は完全にアドリブ
接着はダイアボンドが(今のところ)最強。
かなり端折りましたが私のレザークラフトは大体こんな感じでやってます。
細かく説明するともうちょい色々あるのですが、その辺はおいおい。
以上、