2016年 北海道ツーリング その6
多分、北海道ツーリング最終回。の予定だった。
フェリーの予約も変えた。
宿も取った。
さぁ、知床峠を超える。言葉の通り、最後の峠だ。
334から335へ
さて、本編に移る前に峠越えの話の前にその5の復習をします。
フラグ(ネタバレ)
峠道に入る。
船から見えたクマはこの山の向こう辺りにいます。
珍しく快晴
知床峠最高では…
知床遭遇野生動物3号 キツネ
実は観光船からオオワシも見れたのだけど、
残念ながら撮影はできなかったのでした。
知床は猛禽類にとっても貴重な繁殖地なんですねぇ。
去年も遭遇したので、北海道でのキツネ遭遇は2度目。
キツネは好奇心が強いらしく、
道に出てきては人がいるとトテトテと近づいてくる個体がいる。カワイイ。
でもキツネは皆さんご存知の通り、エキノコックスの宿主です。
私、最近知ったのですが、
エキノコックスは根治が困難なようです。
嚢胞の発生、腹水、皮膚の強い痒み
治療として取れる方法は、患部の外科的な治療のみ
意外にもガチでヤバい病気です。
北海道でキツネに出会ったら、クラクション鳴らして追い立てて下さい。
人に慣れたキツネは道路に出てきてひかれて死んでしまうかもしれません。
近づいてしまった貴方は治らない病気にかかってしまいます。
キツネは可愛いですが、野生のキツネには絶対に近づいてはいけません。
上の写真では反対車線に2台の車が停車し、窓から顔を出して嬉しげにキツネを見ていましたが、絶対にやめておいた方が良い。
キツネが見たかったらココに行きましょう。(音量注意)
話を戻しましょう。
フラグ回収準備
霧ヤバい
一旦停車してカッパを着ようか迷う。
だいぶ空気がしっとりしている。
しかし、脳裏によぎるクマの影。
「呼んだ?」 呼んでません。
この場で立ち止まって服を着るのは怖すぎる。
まぁ霧の中を走るのって楽しいし、良いか!(楽観)
というわけでこのまま走る。
ヤッベェ
アカン、コレ
もうね。何も見えない。
でも雨は降ってない。肌がしっとりしてるくらい。
これくらいの霧は結構スキ。
ただしレンズは見えなくなる
知床峠と書いてある石碑があって、ココに小さな駐車場があった。
一旦停車したが、霧で本当に何も見えない。
石碑があるのを見て、すぐに進む。
なぜココでカッパを着なかったのか。今考えると不思議である。
まぁまだ降ってなかったからね。仕方ないね。
猛烈に降ってきた。が、画像の見た目は大差ない。
めちゃくちゃ降ってきた。
本当にめちゃくちゃに降ってきた。
普段なら絶対にカッパを着る様な降りっぷりだ。
降りて着る?ココで?
……
無理。
というか視界があまりにも悪い。傾斜も強いので途中停車するのは
後続車両が怖い。
そんな事を考えながらびっしょびしょになりつつ進む。
寒い。
雨抜きでも寒い。
標高が下がるにつれて霧は晴れ、雨になる。
天の助け!!
トンネル?が有った!
半分開いたトンネルって何て名前なんですかね?
ひとまず雨はしのげて、
動物(クマ)が来たとしても前か後ろのどっちかからという超安心できる状況になってやっとカッパを着られた。
もう全身ビショビショだ。早く宿でゆっくりしたい。
まぁこのトンネルを抜けて1kmも無いところから人里だったんですけどね。
北海道を走ると人里のありがたみを強く感じる。
さてここまで来たら宿に行くだけだ。
雨やらクマやら船やらで今日はすごく疲れた。
風呂入ってビール飲んで寝たい。
ただし、何とか取れた宿まであと100kmはある。
せっかくなので釧路辺りに取りたかったが、
前回書いた様に良いところになかった。今回は別海町というところに取った。
セイコマで豪華な晩御飯とおつまみを買い込む。
宿で服を干し、荷物を整理して、風呂入ってビール飲んで就寝。
やっぱ畳と布団って最高。
ここまで1600文字。
結局終わらなかった、次回に続く。